美人画で知られる日本画家・伊東深水の京都では19年ぶりとなる回顧展を開催します。伊東深水(1898-1972)は明治31年に東京深川に生まれ、13歳の時に浮世絵の流れを汲む美人画家の鏑木清方に師事し、16歳で再興院展に、その翌年には文展に入選するなど、早くから才能が認められ、以後、官展を中心に発表を行い、戦後は日展に出品しました。浮世絵の伝統に立ちながら現代風俗に真摯に向き合い、明るさの中に色香を漂わせる女性美を追求して独自の画境を築き、74歳で没するまで日本画壇の重鎮として活躍した日本画家です。本展では名都美術館コレクションを中心に、伊東深水の初期から晩年にいたる代表作を紹介します。また美術館新館では、深水と同じく官展と日展で活躍した日本画家・堂本印象の描く当世女性像も展示。東京の深水、京都の印象のそれぞれの美をお楽しみください。
- 日程
- 2025年4月15日(火)~6月1日(日)
9:30~17:00(受付終了16:30)
- 料金
- 800円
- 場所
- 京都府立堂本印象美術館
- 電話
- 075-463-0007
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌平日)